「推し、燃ゆ」感想

 

 今話題の本です。

私は推し(というか、もともとジャニオタなので担当と言うほうがしっくりくる)がいるので気になって読んでみました。
理由は本当にそれだけで
普段はほとんど本を読まないただのオタクです。
なのでオタク視点での感想のみです。

 

結論から言うと、推しがいる私でもそんなに共感できなかった。
わたしがアラサーなので、高校生の主人公とはいろいろ違いすぎるかも。
私は社会人だから学校には行かないし、バイトではなく正社員で働いた給料で推し活をしている。
自分が高校生の時にこんなに芸能人にハマっていたら大変だと思う。高校生って勉強や部活がほんと忙しくて、バイトなんかやってる暇なかったよ。お金がなくて推し活なんてできない…。CDを10枚以上買って応援するとか、絶対にむり。ジャニーズに目覚めたのが大学生で良かった、と心の底から思う。ジャニーズはCD積んだりはしなかったけど(今はわからない)。

あと、この子の推し活と私の推し活はけっこう違う。

私はコンサートや舞台やイベントがあればそれに行くこと、現場で楽しむことがメイン。この子は推しを”解釈”することがメインだったから、それがよくわからなかった。

”解釈”というのは二次元のキャラクターとかマンガやアニメに対してするものだと思っていた。作者が伝えたいことに対して読者・視聴者としてどう受け取るか、みたいな。
それをアイドルというか人間に対してファンがするのが意外だった。相手の考えていること、伝えたいことを100%理解したい!みたいな気持ちなのかな。それを”推す”って言うのもアリなんですね。

 

推しが燃えた

アイドルがファンを殴ってSNSで炎上するところから始まるわけだけど、 
私的にはそんなに燃えてないなって感じがした。
最近は現実にそのような事件もたまに起きているけど、大体は謹慎か活動休止か辞めるという感じで、グループの一員がファンを殴ったりしたらグループの活動休止かそのメンバーだけ一定期間の活動自粛になる気がする。そのあたりが詳しくわからなくて、その後普通に人気投票に参加していたので不思議に思った。

それから男性アイドルでCDでの人気投票って私はあんまり聞いたことがないからAKBみたいでそこも違和感があった。男性アイドルって、グループ内で人気争いってあんまりしないんですよね。そういうのは女性アイドルならではだと思う。

 

そんな感じでところどころモヤモヤしつつ読み終わったので 暗いな、重いなといった感想です。
短かったので1日で読めました。
普段読書をほとんどしないので、文章がすごいとか、そのあたりは詳しくわかりません・・・!ごめんなさい。

 

作者さんにも推しがいるとのことなので、誰なのか気になる^^